岡本太郎記念館 [子どもとアート]
TVに出てくる奇怪なおじさん、というイメージしかなかった岡本太郎だったが、ほかの多くの芸術家同様、彼もまた亡くなった後にその作品が再評価され、今またもや立派な類まれな才能をもったアーティストとして評価されている。独特の色づかいや筆づかいの絵や、奇妙なオブジェには好き嫌いが分かれ、一般人にはなかなか理解できない感性だったりして、私も決して岡本太郎好きではなかったのだが、何となく気にはなっていた。子どもにある意味わかりやすそうな作品が多そうだし、今回岡本太郎が撮りためた写真が公開されるというので、アトリエ兼住居として生前彼が使っていた場所にある、南青山のブルーノート近くの岡本太郎記念館に行ってきた。
想像以上にとても小さな記念館であったが、一歩敷地内に入ればそこは太郎ワールド。つまらな~い、と口をとがらせるかと思った娘が予想外に興味を見せて、ぐんぐん進んでいく。
絵画も迫力満点だったが、やはり子どもは絵画よりもオブジェに反応。肝心の写真はというと白黒のため、すばやくスルーされてしまいゆっくり鑑賞できず。アトリエも公開されていたが、なんともいえぬ空気感が漂ってる。いつのまにやら“芸術が爆発”してしまった娘は訪問帳に絵を描き始めて、その場から引き離すのに苦労(笑)。
オブジェがずらりと並ぶトロピカルな庭へ
娘のお気に入り
私のお気に入り
この庭の不思議な魔力にとりつかれてしまったようで、娘小さな庭をあちこち丹念に見て周り、.いっこうに帰りたがらず。岡本太郎ってどうよ?とちょっといぶかしげだった私もダリ好きなだけに楽しくてその魅力再発見。
入場料600円とお手軽な上、写真撮影もOK、実際に触れることができるアートも多く、とても小さな館なので見る場所も少なく、子連れにもなかなかよいスポット。庭だけなら無料で見ることができるし、ふらりと散歩がてら立ち寄ってアートな休日を楽しめる。
2010-04-18 11:14
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0