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にんぎょひめ [音楽・本]

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 娘が誕生日におばあちゃんに頼んで買ってもらった「にんぎょひめ」の本。子どものころ、私も大好きだったのに、いつの間にかディズニーに洗脳され “Little Mermaid=人魚姫” とすっかり思い込んでいた近ごろ。夜寝る前に娘に読んであげていたら、こんなに悲しいお話だったっけ?と読みながら胸がどんどん沈んでしまい、夫ともども悲しくなってしまった(苦笑)。でも娘はそんなに悲しそうでもなく…。
 そういえば、子どものころ、なんて鈍い王子なんだろうと腹立たしく思ってはいても、意外に結末はすんなり受け入れていた気もする。王子の命を奪うことなく、自ら海の泡となって消えてしまった人魚姫。曽野綾子の文章といわさきちひろの絵がじんわり心に染み入るいい本だった。

 自分としてはフランス映画などでよくある暗く救いようのない結末は受け入れがたいけど、安易に何でもハッピーエンドにしてしまうディズニーのようなのもどうかと…。子どもは意外に物語の結末がハッピーでなくともそれなりに受け入れ、そしてそういうものを受け入れていくことで、思うようにならないことも多い現実も受け入れることができるような気がするのだが。


にんぎょひめ

にんぎょひめ

  • 作者: アンデルセン
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1967/01
  • メディア: -

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コメント 4

ももんが

読み聞かせ大事ですね。
大人も改めて発見があるんとは、色々と読んでやらねばと思いました。
でもうちはこどもチャレンジの本ばかり。
2冊も読んでやると逆に目がさえてしまうようで寝ずに大変です。
by ももんが (2010-06-21 23:52) 

snowy

ももんがさん>こどもチャレンジの本はよく研究して作られているようで、うちも結構好きです。読み聞かせ、上の子には赤ちゃんのときから毎日やっていたのですが、下の子には…。
by snowy (2010-06-22 01:49) 

angel_heart

3人衆が小さかった頃、毎日のお昼寝前は読み聞かせタイムでした。
今でもそんな頃の物語の話をします。 今思えば、とっても大切な時間であり、
よい習慣となっていたなって思います。
そうそう、人魚姫、本当は悲しい話なんですよね。 すっかりディズニーに洗脳
されてしまっていたわ。 3人衆もそうかしら・・・
by angel_heart (2010-06-22 17:42) 

snowy

angel_heartさん>そうやって大きくなってもそのころの話を覚えていたらうれしいですね。angel家の子どもたちのようにスクスク素直に育ってくれたらな~
人魚姫、たまらなく悲しい話でした。もとの話を忘れてしまうなんてディズニー恐るべし。
by snowy (2010-06-22 19:44) 

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