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保育園デビュー [育児]

先日突然、仕事復帰の打診を受け、だめもとで急きょコウシの保育園を探してみた。空いていたのは認可外の保育園、残すところ1人枠のみ。家から距離があるし、ウータンの園からもまた離れているし、料金も他より高めの設定だしとか、そんな条件面も色々気がかりだったが、何より本当にこんなかわいい時期の子どもを人に預けてまで仕事がしたいのか、とか根本的な考え方も含めとても悩ましかった。職場とも相談した結果、何よりまずは試しにやってみよう、ということで同意、突然保育園デビューをすることになってしまったコウシ。

そわそわするようになったのは親の私のほうで、こちらは初登園日が近づくと緊張してきたり、罪悪感にかられたり、落ち着かなかった。初登園の日も、何がこれから起こるのかまったくわかっていないコウシは鼻歌を歌いながら自転車に機嫌よく乗っている。保育園に連れて行かれてもニコニコしていたが、置いていかれるとわかった瞬間に大号泣。母を指差しながら、顔を真っ赤にして泣き叫んで怒っている。かわいそうに思いながらも、その様子を見て少し落ち着いて、気持ちが晴れたのは、ウータンの保育園デビューを覚えていたから。内気で繊細なウータンは、保育園になかなかなじめず、泣くことさえもほとんどせず、来る日も来る日もただただ不安そうに部屋の片隅で固まっていた。1年たってようやく泣き出すようになった末には、先生達にも気持ちが外に出せるようになって良かったと喜ばれる始末。私もいっそ大泣きしてくれたらどれだけ気が楽だろうかと思っていた。だから、コウシの反応は非常に普通で、ある意味よかった。

慣らし保育なので2時間早々で迎えに行くと、しょんぼりと下を向きながら車で遊んでいるコウシ。私を見つけると、笑うでもなく、少し怒っていたが、間もなくして寄ってくる。今日はほとんど泣いていたが、外にお散歩に行ったら少し泣き止んだとか。

コウシに帰りがけ色々聞いていた。

「エンエン泣いちゃった?」
「ウーン」

「お散歩行ったの?」
「ウーン」

「楽しかった?」
「…」

「あんまり?」
「ウーン」(苦笑)

「大丈夫、明日からはもっと楽しくなるよ」
「…」(とてもいやそうな顔)

家に到着すると、弟思いのウータンが玄関におもちゃを置き、壁に手紙を張っていた。

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ほいくえん よくがんばりました

これからも いっしょに あそぼうね

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やさしいお姉ちゃんは帰ってきたコウシをハグハグ。「がんばったね~、えらかったね~!」とたたえている。
保育園デビューが気になっていたのは親だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてウータンまでもが
「どうだった?」と様子を聞いてくる。こんなにたくさんの人に気にかけてもらえるなんて、幸せだね。コウシ、まずはお疲れ様。

小さな一歩を進め、世界を少しずつ広げていくコウシ。
たくさんのステキなこと、ステキな人に出会えますように。

※コウシ近況
○しゃべり(あいかわらず必要最低限)…「ヤダ」「ダメ」<否定形> 「チ」(こっち)「パ」(葉っぱ)「チャ」(お茶)<短縮形> 
○歌…やっとメロディで鼻歌が歌えるように。「森のくまさん」がお気に入り
○裸が大好きで、すぐ裸で走り回ろうとする
○車は、ベンツ・BMW・AUDIにやたら反応して識別 
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